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Leather Forever

 

レザーは永遠。

創業当初から、私たちのDNAに刻まれてきたアイコン。 時代を超えて愛される一生モノのレザーは、伝説のパンクミュージシャンからプラチナブロンドのセレブまで幅広く着用されてきた。 反骨精神にモダンなエッジを加え、日常に溶け込みながらスタイルを格上げする。 クラシックなライダース、存在感のあるブーツ、そしてバッグ。 身にまとうだけで、あなた自身がアイコニックに。

違いはそのクラフツマンシップにある。
プレミアムな素材を選び抜き、細部まで妥協しない。
見た目だけじゃない、長く着てもらうためのレザーをつくる。
イーストロンドンのスタジオから生まれるのは、熟練の技と感覚で引き出されたレザー本来の美しさと質感。 その存在感こそが、私たちのクラフツマンシップを物語る。

彼らよりレザーを深く語れる者はいない。
日々、レザーと共に呼吸するデザイナーたち。 シニアデザイナーのソレン・ファビオス、ジュニアデザイナーのエスメ・ファメウォ、フットウェア統括ロジャー・スミス、バッグデザイン統括クリスティーナ・ルム。
彼らが語るのは、AllSaintsのレザーコレクションが特別な理由、音楽からのインスピレーション、そしてなぜ今もレザーがAllSaintsの中心にあるのか。

何がAllSaintsのレザーを特別にしているのか?

Solène:
AllSaintsがファッションの世界で自分たちの居場所を切り拓くことができたのは、サブカルチャーやアンダーグラウンドの音楽にインスパイアされた“反骨のブランド”だったからです。
音楽と密接に結びつくシーン全体が、AllSaintsのプロダクトを形づくってきました。そしてその中心に常にあったのがレザー。ブランド創設当初からDNAに刻まれている存在です。
今も強いDNAを持ちながら、レザーの幅を広げているのが私たちの強みです。フェミニンにも、よりモードにも振れる。今やレザーカテゴリーは圧倒的に広がりを見せています。
そしてその価格。多くのラグジュアリーブランド価格のほんの一部の値段で、私たちはラグジュアリーなプロダクトをお届けしています。

Esme:
強固なブランドDNA、そして歴史そのものが物語っています。
特にウィメンズでは、かつてのイメージから大きく広がり、よりクリーンでソフトになりました。ただ時折、ヘビーウォッシュなど往年のテクニックを使った存在感あるスタイルも投入します。そういう“コアDNA”を打ち出した時のマーケットの反応は今でも熱く、それがとても刺激的です。

Roger:
私が思う理由は3つあります。
まずはロックンロールのヘリテージ。次に、シューズの履き心地に徹底的にこだわっていること。そして、価格以上の価値を提供できていることです。

Christina:
レザーの表情、手触り、そしてサステナブルな品質。
そこに最高の基準を求めています。

   

レザーを扱う上での革新的な手法とは?

Solène:
私たちはレザーを“洗う”ことに挑んだ最初のブランドのひとつです。
90年代初頭、ジャケットをディップして自然乾燥させたり、あえて強く洗い込んでユーズド感を出したりしました。その結果“シュランケンレザー”として知られるようになったのです。
常に境界を押し広げようとし、タンブリング(乾燥機で熱や冷風をかけて乾かす方法)などにも挑戦しました。
さらにレザー以外の素材に使用される加工方法を試したこともありました。例えばデニムの手法。デニムはストーンウォッシュに石を使いますが、レザーを傷めないようにラバーチューブやラバービーズを使用しました。

Christina:
私たちの製品の中心にあるのはレザーのクオリティと表情です。
最高の手触りと経年変化を楽しめるレザーを選んでいます。
ラムレザーはバターのようにソフトにも、タフにも変わります。牛革はオイリーでベジタブルタンニン仕上げ、または磨き上げた自然でラグジュアリーな表情にもできます。 タンニング手法もミックスしています。自然に縮んだグレインを生み出すプルアップベジタンのラムレザーや極薄の“クラッキングペーパー”技法も気に入ってます。
伝統的な製法とモダンな技術を掛け合わせる。それが私の好きなアプローチです。

トレンドは追う?無視する?それとも両方?

Christina:
同業の動きに刺激を受けるのは自然なことですし、ファッションシーンの盛り上がりを見るとワクワクします。
ただ、本当のオリジナリティを持つためには、あえて目を逸らし、汚されない感覚を持つことが大切です。インスピレーションは、直近のシーズンよりも、むしろ異なる時代やヴィンテージから得ることが多いです。

Solène:
両方だと思います。
私たちは、AllSaintsらしさを感じられる、自分たちが信じられるプロダクトをつくります。それはブランドのDNAを体現していますが、同時にトレンドにも目を向け、AllSaints流に解釈して取り込むこともあります。歴史的なコードで遊びつつ、新しいムーブメントにも挑む。両方を行き来しているのです。

Roger:
私たちは一過性の流行ブランドではありません。
確固とした視点を持ち、それを基本的に貫いています。ただし、常にコンテンポラリーであることは重要です。だからシルエットやテクノロジーは常にアップデートされているべきだと考えています。

 

反骨精神の要素をどうデザインに落とし込むのか?

Roger:
スタイルをウォッシュしたり、アッパーをハンドフィニッシュしてタフで着込んだ質感を与えることが多いです。
また、スタッズやメタルパーツを多用し、バイカージャケットのようにロックンロールのスピリットを込めています。

Christina:
シーズンによって変わりますが、今はシュランケンラムやペーパーのような質感を持つ極薄のナッパに夢中です。
長年にわたり、自然なグレインを持つ定番レザーも確立しており、ひとつひとつのバッグが微妙に異なる表情を見せます。

   

典型的なアイテムのクリエイティブプロセスとは?

Solène:
メンズでは、まずヴィンテージのジャケットから始めることが多いです。それが複数のプロダクトにインスピレーションを与えてくれます。
ブランドと共鳴するロックンロールのアイコンたち――時代を問わず、写真やライブのシーンから再び刺激を受けます。ヴィンテージのピースやイメージを掘り下げることが、私にとって大きな出発点です。
また、ストリートスタイルの観察やファッションウィークの動向もチェックしています。

Esme:
私たちはアトリエチームと協働し、まずはパターンを開発します。
カリコ(コットンキャンバス素材)で立体的なドレーピングを行い、それが最初のプロトタイプになります。カリコはレザーの見た目や質感を模倣できるので便利です。
そしてその後、レザー工場で実際のプロダクトとして形になります。

 

AllSaintsのお客様はレザーとどう関わっているのか?
そしてそれがデザインにどう影響するのか?

Christina:
私たちは常にお客様に寄り添っています。
デザインはお客様の機能的なライフスタイルに合わせています。彼らは現実的で、機能を求め、柔らかさに反応されます。
バッグを目にした瞬間だけでなく、レザーの質感に触れることで、私たちと同じように愛着を感じていただけることを目指しています。

Roger:
広いリテールネットワークとお客様に支えられていることは、大きな財産です。
長年通ってくださる方も多く、率直に意見をいただけます。その声を聞き、きちんと反映していくことがとても重要だと考えています。

レザーに個人的なつながりはありますか?
その魅力に惹かれ、この道に進もうと決めた瞬間は?

Esme:
父がこの国に来たとき、最初に働いたのはレザーの工場でした。
その後20年間はエルメスに勤めていたので、私自身もずっとファッションとレザーに親しんできました。
大学の卒業制作の多くもレザーを使いましたが、当時は買う余裕がなかったので、工場を回って端切れを集めて作品にしました。
だから私にとってレザーはDNAに刻まれた存在です。直感的に響く素材で、心から愛しています。

Christina:
もちろんです。最初はプレタポルテで訓練を受けて働いていましたが、2つ目の職場でバッグやシューズをつくるためにレザーを扱ったとき、一気に惹き込まれました。専門ではなかったので限られた機械しかなく、工夫を重ねながらレザーを仕立てる方法を見つけていきました。その経験が、それまでのキャリアで一番エキサイティングな時間だったと言えます。
以来、レザーを無限に扱い続けたいと思うようになりました。レザーフェアに行くと、タンニングの進化に触れ、その fascination がさらに深まります。

Solène:
私にとって大きなきっかけは、AllSaintsでインドやトルコに行き、タンナーやサプライヤーと直接触れ合ったことです。
そのたびにレザーを知り、そして恋に落ちました。
何度出会っても驚かされます。
歴史を持つ素材で、文字通り先史時代から人間と共にある。そこには魔法のような魅力があり、職人と共に取り組むのは本当に光栄です。何世紀も変化を重ねながらも、技術はしっかりと歴史に根ざしている――そんな美しいクラフトなのです。

   

レザーとサステナビリティへの取り組み

私たちは Leather Working Group(LWG) に加盟しています。
LWGは非営利団体で、レザーの製造過程を監査し、環境への影響、社会的責任、ガバナンスに関して厳しい基準を設けています。また、なめし工程で使用される化学物質を安全かつ効率的に扱うことも徹底しています。

  

同時に、世界的に見て精肉産業が森林破壊の大きな要因であることも認識しています。
だからこそ、私たちはサプライヤーと密に連携し、レザーの調達におけるトレーサビリティと透明性を高める取り組みを進めています。これはレザー業界全体が直面している課題ですが、私たちは改善に取り組み、解決策を見つけていくことを約束します。