すべては、AllSaintsアーカイブのミニドレスから始まった。ランウェイではドラマティックなトレーン付きに進化し、今では遊び心あるデニムやセンシュアルなレースなど、多彩なバリエーションに展開中。さらなる新作もまもなく登場。
この夏の本命ドレス、Cavarly。着るたびに魅力を放つシルエットで、誰にでも、どんなシーンにもフィット。フェス、結婚式、リゾート、キッチンでのひとりダンスまで。すべてをカバーする一着。
BEHIND THE SEAMS
今回は、ウィメンズ シニアデザイナーのクロエ・アンダーソンが語る、あのアイコニックなスタイルの舞台裏。インスピレーションや制作過程、進化のストーリーに加え、今後の展開も少しだけ先出し。
はじまりはどこから?
“最初は、アーカイブにあった小さなインスピレーションからでした。そこからどんどん広がっていって。“ランウェイ仕様で、思いきり長いトレーンをつけよう”ってなったのが、マキシ丈バージョンの誕生のきっかけです。デザインチーム、工場、社内のアトリエみんなでアイデアを出し合いながら作り上げた、すごく思い入れのあるアイテムなんです。それがすごく好評だったので、そこからさらに派生バージョンを展開中。いまは、このプロジェクトを心から楽しんでいます。”
どのように進化した?
“オリジナルのシルエットを今っぽくアップデートして、特にスカートのボリューム感にはこだわりました。素材も一新しています。でも、核となるデザインはしっかりそのまま。まさに“魅せる”ドレス。ドラマを纏う一着です。”
どう着こなす?
“Cavarlyは前が短くて後ろにかけて長くなるから、肌見せとカバーのバランスがちょうどいい。だから、多くの人が“これなら着られる”って感じるんだと思います。今はバリエーションや素材違いもたくさんあって、シーンに合わせて選べます。レースはフォーマル感が強めだけど、無地のタイプはフェスやリゾートにもぴったり。太めのベルトでメリハリをつけたり、ラフにさらっと着たり。いろんな着こなしが楽しめるんです。”
次はどんな展開に?
“新しいシルエットにも取り組んでいて、季節やシーン、素材感に合わせて広げています。今年の冬には、レーストリム付きのチュールバージョンが登場予定。さらにディテールと質感を加えていきます。一方で、夏に向けてはチーズクロス素材を使ったビーチライクなタイプも準備中。とにかく、いろんな方向に挑戦しています。Cavarlyはまだまだ進化していく、長く愛される存在になりそうです。”












